「おたすけ学校AI」、さいたま市に実証導入開始
教育の未来を生成AIで切りひらく、さいたま市の挑戦

 2024年9月3日:株式会社教育ネット(神奈川県横浜市都筑区 代表:大笹いづみ)は、教育機関・学校現場に特化した生成AIの校務支援・学習支援サービス「おたすけ学校AI」をさいたま市の市立小・中・特別支援学校に提供を開始しました。教育ネットはさいたま市が自治体として取り組む「さいたま市スマートスクールプロジェクト(以下SSSP)」の一環として、学校教育現場での生成AIの活用実証事業をさいたま市と共同で実施します。

 

  おたすけAI

 

 

この実証事業においては、さいたま市の市立小・中・特別支援学校における管理職、各教科、学級担任、事務職など、様々な立場の教員約6,000名を対象に、「おたすけ学校AI」が利用できる環境を用意し、生成AIの活用が校務の負担軽減による働き方改革、創造的な活動の推進につながるかについて実証を行います。

また、教育ネットはSSSPの一環として、2024年8月5日に、さいたま市教育委員会と連携して生成AIに対する理解を含めた研修会を、市内の教職員100名以上を対象に実施しました。

 

さいたま市研修

 

 

さいたま市では、令和6年3月に公表したSSSPの成果を「SAItame(サイタメ)情報サイト(https://sway.cloud.microsoft/AaNgwYuM2GhEWIwi?ref=Link)」に取りまとめ、今後も「授業」「校務」において生成AIを活用する方針です。

 

 さいたま市サイト

              画像引用:【SAItame情報サイト】目次(生成AIのためになるサイト)より

 

今後さいたま市では、業務改善に取り組む複数の市立学校において、校内全教職員向けの生成AIを使った業務改善研修を行います。
また、さいたま市の市立小・中・特別支援学校でのおたすけ学校AIの実証を進め、教職員の業務の効率化・省力化の検証を実施します。

文部科学省の調査によると、教育現場は深刻な状況にあり、教員の約6割が月45時間以上の時間外労働を行っており、令和4年度の教員の採用試験倍率は過去最低を記録し、教員志望者の減少している事態が起きています。こうした背景から、令和6年2月26日の文部科学省の「教育DXに係るKPIの方向性」において、生成AIの校務活用を25年度(令和7年度)までに 50% とするKPIが示されました。

この現状をうけて教育ネットは、学校・教育機関に特化した生成AIサービスとして、さいたま市での実証を皮切りに、今年度の下半期において数百校規模での「おたすけ学校AI」の導入を進めています。

 

・ 「おたすけ学校AI」製品サイト  https://edu-net.co.jp/otasuke-ai/