コグフレの目的
同じ言葉でも、これらのフレームが異なれば全く違う意味に受け取られます(例:「プリントもう出した?」という言葉も、焦っているときは「責められている」と感じ、落ち着いているときは「確認」と感じるなど)。 コグフレを用いることで、「あの子は性格が悪いからあんなことを言った」と人格を責めるのではなく、「あの状況(フレーム)なら、ああいう言い方になるのも分かる」という他者理解を促し、いじめやトラブルの芽を摘むことを目指しています。
コグフレができること
①同じ言葉でもフレームによって違った意味にとらえられる事に気づく
②その発言がどのようなフレームによって起こったのかを考える
人は、その瞬間のフレーム(状態・関係性・文脈・目的)で言葉を選んでいることが多くあります。
コグフレでフレームと思考や発言の関係を調べることで、「性格が悪いからあんな言い方をした」ではなく、
「そのフレームなら、ああいう言い方になるよね」と他者理解を促すことができます。
人の言葉は“性格”ではなく“フレーム”で変わる。
フレームを理解すると、相手の言動に納得できるようになる。
これができると、「あの子は性格が悪い」ではなく 「あの状況なら、ああ言う気持ちも分かる」 と捉えられるようになります。
コグフレは、デジタルコミュニケーション、対人関係、意思決定、学習場面など、幅広い領域で活用できる教育的メタフレームです。特に、SNS上での誤解・断れなさ・過剰な推測といった問題を扱う際に、認知の背景を丁寧に理解するための実践的なツールになります。
CFRカードとは
CFRカードは、コグフレの理論を基に、自分や他者の認知の背景に気づくために開発された実践用カード教材です。 以下の3種類のカードで構成されています。
① 認知パターンカード
日常やSNSで起こりやすい「思考のクセ」や「反応」を言語化したカードです。これらは良い・悪いを判断するものではなく、状態に名前をつけるために使われます。
② フレームカード
コグフレの4要素(状態・関係性・文脈・目的)の具体的な例が書かれたカードです。
③ トークカード
具体的なチャット(SNS)のやりとりが書かれたカードです。「既読スルーを責める場面」や「ノリで写真を拡散しようとする場面」などの事例を見て、その背景にどのような認知パターンやフレームがあるかを考えるために使用します
教育的な意義
この教材は、「認知が立ち上がる前の条件」を扱う点に特徴があります。
子どもたちは、自分の感情や判断を「性格」や「その人が悪いから」と結びつけてしまいがちです。
CFRカードを使うことで、子どもたちが、失敗やトラブルを「個人の性格の問題」として片付けるのではなく、「状況や関係性が影響して起きた現象(構造)」として捉え直す力を育て、認知の事故を予防することを目的としています。
具体的な活用シーン
デジタルコミュニケーション(SNS含む)、対人関係など幅広い場面で活用できます。 特に、「既読スルーを責められた」「ノリで画像を拡散してしまった」といったトークアプリ上のトラブルを扱う際、トークカードの事例を見ながら、「なぜそうなったのか」を認知パターンカードやフレームカードを使って分析する活動が有効です。また、ネットいじめの予防教育としても活用可能です