宝仙学園小学校 吉金 佳能 先生
「タイピングを『学びの武器』に」
タイピング初期指導
対象学年:2.3年生
実施方法:現地対面 クラス別で授業を実施
実施内容:ホームポジションの確認
「タッチタイピング習得コース」練習 など
タイピング大会 実施概要
対象学年:全学年
表彰内容:総合得点(1分間あたりの入力文字数,正タイプ率)より各学年ごとに10位まで表彰
大会期間:7月17日(木)から8月22日(金)
タイピング授業中の様子
―子どもたちにとってタイピングスキルが必要だと思われる理由を教えてください。
社会人に求められるスキルの一つであり、AI時代を生きるうえでの“基礎・基本”だと考えています。自分の考えを正確に、スピーディーに表現するためには、タイピングは欠かせません。
―タッチタイピング指導を2年生及び3年生で実施することを希望された理由を教えてください。
学校での学びはあくまで「入り口」です。早い段階でスタートすることで、練習や活用の時間を多く確保できると考えています。
ー指導後、子どもたちにどのような変化や効果が見られましたか。
長期的に見ると、児童全体のタイピングスキルは明らかに向上しています。入力スピードだけでなく、文章作成への苦手意識が減り、学習活動全般にも好影響が出ています。
ー指導後、先生方の意識に変化はありましたか。
先生自身がタイピングの重要性を実感し、「隙間時間に練習を取り入れる」という選択肢が生まれました。
ー毎年、2・3年生へタッチタイピングの指導を継続されている理由を教えてください。
継続が何より大切です。さらに、イベント的な要素を加えることで、子どもたちのモチベーションを高め、楽しみながらスキルを伸ばせるようにしています。
ー「らっこたん」を活用したタイピング大会を実施された経緯を教えてください。
すべての子どもが内的動機だけで学べるわけではありません。外的動機、大会という“きっかけ”があることで、挑戦する意欲が生まれる子も多いと感じています。
ー今後もタイピング大会を継続されたいとお考えですか。
ぜひ継続していきたいと考えています。学びを楽しく、そして成果を感じられる場として、今後も発展させていきたいです。
ータイピング大会の結果発表後の様子や感想をお聞かせください。
意外な子が高得点を取っていたりと、嬉しい驚きがたくさんありました。
タイピングは「努力すれば誰でも上達できる」分野です。だからこそ、日々の積み重ねが結果につながります。
その経験が、子どもたちの自信へとつながっていると感じます。
「努力は報われる」という、シンプルだけれど大切な学びが、これからの子どもたちの中に少しずつ根付いていくと良いなと思います。