防災をプログラミング的思考で考える!

プログラミング教育に使える「防災プログラミングカード」を無償提供開始 「すぐプロ2」抜粋版に収録


■9月1日「防災の日」に防災をプログラミング的思考で考える

株式会社教育ネットは、9月1日の防災の日にあわせて、災害時の行動をプログラミング的思考を使って考えることができる「防災プログラミングカード」の無料提供をはじめました。防災プログラミングカードはインターネット上で公開されており、印刷して使用することができます。

■子どもたちが主体的に考える防災活動を

災害時には早く安全に避難する必要があります。「防災プログラミングカード」は、早く安全に避難するためにはどのような行動をどのような順番でおこなうのが良いか、をプログラミング的思考を使って考えるためのカード教材です。 「防災プログラミングカード」にはイラストが描かれていますが、その行動が何を意味するか説明は書かれていません。そのため、子どもたちはそのイラストを見ながら、その行動が何であるかを考え、それらをどのような順番で行えば早く安全に避難できるかを考えることができます。

■「はしらないといけない場合もあるよ!」

防災プログラミングカードには「おしゃべりをする」や「はしる」といったカードも含まれます。通常の防災訓練であればおしゃべりしてはいけない、走ってはいけない、と禁止事項として挙げられることが多い行為ですが、全ての場合においてそのように指導してよいのでしょうか。

防災プログラミングカードを使った学習の中で「はしる」のカードを使わないカードとしてはずそうとした先生に対して「はしらないといけない場合もあります」と発言した子がいました。例えばグランドで遊んでいるときに地震がおこって、近くに倒れそうなブロック塀などあったらグランドの真ん中まで走ったほうがよいというのがその子の主張でした。

■子どもから様々な意見がでる防災教育

防災プログラミングカードを使った学習では、子どもたちから様々な発言がありました。「学校ではなくて家にいた場合はどうしたらいいだろう」「そもそも、この行動は何のために必要なのだろう」といった疑問の声が出てくる防災学習は、通常ではあまり見かけない学習風景かもしれません。

正しい防災行動を教えてそのとおりに行動することも大切ですが、今年はまず防災プログラミングカードを使って子供が考える防災教育をおこなってみるのはいかがでしょうか。防災プログラミングカードは、板書例や授業例とともに紙と鉛筆でできるプログラミング教育教材「すぐプロ2」の抜粋版に掲載されています。

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