活用事例
情報モラル授業
如水館高等学校 松岡 英治 先生
「社会に出る前に、出会いの手口・著作権侵害による損害賠償など、ネット利用の正しい知識と責任を学び、安全なネットの使い方を考えてほしい」
情報モラル授業 実施概要
対象学年:高校2,3年生
授業形態:オンライン
授業テーマ:2年生「SNSを使ったコミュニケーション,ネット上での出会い」
3年生「SNSを介した闇バイト,著作権」
目標:2年生「高校生活におけるネット社会でどのような行動をとるか考えよう」
3年生「社会に出ると自己責任の世界になることを知りどのような行動をとるべきか考えよう」
ー教育ネットに情報モラル授業を依頼することとした理由を教えてください。
教育ネットに情報モラル授業を依頼した理由は、もともとIPA(独立行政法人情報処理推進機構 )の教職員向けの教材を通じて名前を知っていたことに加え、ホームページの「情報モラルの授業支援」という明確な案内が会社概要の近くに掲載されており、信頼感を持てたことは1つのポイントでした。また、こちらの要望に沿った内容で教材を構成し、柔軟な対応をとってもらえることや、継続した講演実施にも対応していただける点に大きな魅力を感じました。
他のところも検討はしていましたが、子どもたちにとって興味を引く内容を行ってくれそうと感じた所も、教育ネットを選んだ理由の一つです。
ー教育ネットの情報モラル授業を生徒へ行ってみて、いかがでしたか?
・具体的な事例が多く、生徒にとって分かりやすい内容でした。・ワークシートが用意されていたので、聞くだけになりやすい講義に、より主体性を持たすことができました。
・オンラインであっても生徒への質問もあり、大人数ではあったが双方向な部分があり、受け身にならず良かったです。
・生徒個人で考える場面・生徒同士で意見を交換するなどがあり良かったです。
ー今回の情報モラル授業をきっかけに、子どもたちにどのような姿になってほしいと思われますか?
・より社会性を持ってもらいたい。クラスでのことだけでなく、学年や学校全体を考えることができるような人間関係を持ってほしい。・法的な責任を問われる場面を、身近に感じてもらえるようになってほしい
・気軽に使うSNSなどを、どう安全に使うのかを考えてほしい。
・SNSの良さと悪さをしっかり認識してもらえる生徒が多くなれば、様々なトラブルも減るし、自分自身を守れるようになれるのではないかと思います。
情報モラル授業実施後 生徒アンケート
ー授業の内容はよく分かりましたか?
「よくわかった」「まあわかった」を合わせると、96%が内容が分かったと回答をしている。ー本日の授業を受けて自分がインターネットを使うことについてどう思いましたか?
インターネットを使うことに対する思いを問う質問では、最も回答率が高かったのが、「自分のインターネット使用をもっと意識するようになった」の67.3%であり、次いで「SNSでの発信をもっと慎重にするべきだと思った」(45.9%),「インターネットは便利だが、リスクがあると感じた」(40.4%)という結果であった。ー本日の学習前後で変化した意識、考えなどを教えてください。
・フリー素材でも使用条件をちゃんと見ようと思いました 。・知らずのうちに加害者になったり 良かれと思ってやった事で被害者になったりする事があると思うので気を付けたいと思った。
・利用条約をしっかりみる
・楽な稼ぎ方などない
・著作権がどこから発生するかっていうラインが難しいことを改めて実感しました。 誰でも見れるというところを目安に気をつけていこうと思いました。
・詐欺のメールや闇バイトの勧誘などのメールには危機感を持って気をつけようとおもった。
・闇バイトの募集はメール以外にもバイトアプリで募集されていると知り、気を付けなければならないと思った。
・よく目にするような何気ない誘い文句が、実は犯罪に関与してしまう物だと知って、気をつけていきたいと思った。
・ABC理論から自分の考え方次第で違った結果になるということがわかったからもっとなんでもポジティブにとらえていきたいと思った。
ー自分の日常生活や実体験を振り返り、(本日の内容を関連して)改善すべきだと感じたことを教えてください。
・ひとつひとつのことをまずはしっかり考え、行動すること ・SNSなどで情報を鵜呑みにしないようにしようと思った・自分の中で制限を設けながら、うまくやっていく
・「学校で」「授業で」などでのフリー素材の利用は認められてるがプライベート目的ではダメだと言うことがわかったので使用する際には気をつけたい。
・インターネットで情報を発信したりする時はその行動が間違ってないか見直して行動していくこと
・著作権についてのルールを、もっと調べておきたいと思った。
・もちろん自分だけでなく周りの家族や友達も闇バイトや著作権などの違法をしていないかどうか周りの大切な人も守りたいと思いました。
・直感的思考に陥らないように健康的な生活をし、普段から物事について考えてみるようにする。